由比町から芝川町へ抜ける塩の道に、名無しの峠が有る。
由比町から県76号を大代峠に向かう。
途中で、銚子口の滝の標識で、坂を折り返す。
桜野沢川沿いに登ると、切り通しの峠に出る。
これは、北から見た峠。
一登りすると、屋根が倒れた祠の下で、
お地蔵損が手を合わせていた。
顔の右側と、両手は修復の痕が痛々しい。
右横には、馬頭観音。
左横には、題目塔が有る。
峠を越えて、廻沢へ下りて行く。
途中で、芭蕉天神宮と由井の道しるべが現れる。
これから見ても、旅人は大晦日の大榧の下で休んだ、謂れがなっとく出来る。
道しるべには、信州高遠が刻まれている。
たぶん、内房から身延道を通じ、行き来したのだろう。
(私の憶測です)
今の道は、内房の廻沢橋に出る。
19
2月
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