DOSでLAN接続させた、むかしの話。
先日、『ゆりかもめを25年間支えた「PC-9801NS」が引退。』と言う記事が載っていた。
dos_PCが壊れるのは、HDD、キーボード、FDD。
内蔵電池は、単三電池の形の3.6V仕様。
ニッカド電池2本(2.4V)で、代用出来た。
初期のdynabookシリーズの、EZ425の記事を作ったのを思い出した。
OSが入っていない状態のPCから、LAN接続まで。
今のPCでは、linuxでもっと簡単に出来る。
何度か検証しながら記事を作成したので、動くはず。
リンク先は、切れているだろう。
これで、CDドライブが載っているPCと繋げて、CDドライブを動かしてOSを入れたりできる。
以下から本題。
DynaBookEZ425でLAN接続
公開03年4月21日
追加TCP/IP03年5月1日
準備に必要な物
捨てられそうだった、DynaBookEZ425。
CPUはi486 25MHz、メモリは内臓2MB+8MB、HDDは80MBが載っています。
EZ425本体、左側にバッテリーパックとメルコのLANカードLPC2-T。
右側に80MBのHDDと8MBのメモリカード。
電源SWを入れて何もしないと立ち上がるメニュー画面。
EZ425はROMでDOSや一太郎、ロータス123が入っている。
Cドライブから起動させるには、F10を押して起動方法を変更させる。
カード(ソケット)ドライバ
EZ425にPCカードを認識できるようにカード(ソケット)サービスをインストールしなければならない。
東芝豪州サイトにはdosで動くカードサービスがあるのでcardman3.exeをDLする。
http://203.56.127.6/site/open/support/bvfiles.html
修正更新04/02/02
上記のサイトが接続できないので変更します。
東芝豪州サイトから http://www.toshiba.com.au/
PERSONAL_COMPUTERS→SUPPORT→Download_centre→Notebooks→Others→PCcard
ここから、cardman3.exeをダウンロードする。
LANカード(LPC2-T)DOSドライバ
現在発売していてdosで動きそうLANカード、メルコのLPC2-Tを購入。
添付されていたFDにはdosドライバが入っていない。
webでメルコのサイトを調べるとLPC2-TではLANマネージャのドライバがDLできる。
http://buffalo.melcoinc.co.jp/download/driver/lan/lpc2-t.html
LANマネジャV3
LANマネジャV3はマイクロソフトサイトからDLできる。
事前にFDを4枚準備しておく。
ディスクトップPCでDSK3-1からDSK3-4までDLする。
DLしたらディスクトップPCをMS-DOSモードで再起動させてから、AドライブにFDを入れて「DSK3-1.EXE ―D A:」としてファイルをFDに展開する。これをDSK3-4まで行い4枚FDを作成する。
fttp://ftp.microsoft.com/bussys/Clients/LANMAN/
LAN接続させる手順
デスクトップPCのネットワークの設定
コントロールパネルからネットワークをクリックしてNetBEUIとMicrosoft共用サービスをインストールする。
識別情報でコンピュータ名とワークグループ名を入力する。
これは後の入力で必要となるのでメモっておく。
アクセスの制御で共有レベルでアクセスを制御するにチェックを入れる。
ネットワークの設定でファイルとプリンタの共有をクリックしてファイルとプリンタにチェックする。
エクスプローラを開いて共有するドライブやファイルを右クリックすると共有が有るのでクリックする。
共有するにチェックを入れる。
フルアクセスにチェックを入れればノートPCからファイルを作成して保存できる。
この辺は用途に応じて設定する事。
セキュリティにも注意を払う事。
ルータハブを使用しているなら、IPアドレスを自動で割り振ってくれるので簡単にTCP/IP設定を行なえる。
NetBEUIはインストールしないで、Microsoft共用サービスをインストールする。
TCP/IPのプロパティでIPアドレスを自動的に取得にチェックする。
カード(ソケット)ドライバのインストール
あらかじめ、PCスロットにLPC2-Tを挿しておく。
LANコネクタは繋がない。起動させるとメニュ画面が出たらMS-DOSを選択してdosモードに入る。
これからDドライブに移動(D:)してformat c: /s としてCドライブをフォーマットするので、大事なデータファイルが有るなら事前にバックアップをする。
Cドライブに移動(C:)してDOSディレクトリを作り(MD DOS)、DOSディレクトリに移動(CD DOS)しておく。Dドライブに移動して(D:)、COPY DOS C: とするとCドライブDOSの中にDOSファイルがコピーされる。
続けてautoexec.bat とconfig.sysもCドライブにコピーする。(copy autoexec.bat c: と copy config.sys c:)
再起動させるがこの時に「起動方法が変更されました」のメッセージが出るまでF10キーを押している。
いろいろエラー表示されているが無視する。
Cドライブにcardman3ディレクトリを作り(md cardman3)移動する(cd cardman3)。cardman3.exeの入ったFDをAドライブに入れてcardman3ディレクトリにコピーする(copy a:cardman3.exe c:)。
cardman3.exeを実行させると Unzip files(Y|N) と出るのでyを押すとファイルが展開される。
chev us で英語モードに切り替える。LPT1接続されていません、のエラーメッセージが出るがyを押す。
usモードで pcmsetup.exe を実行させて enter を3回押すと Quick Mode を enter、Microsoft Windows で No を選択。
Flash File System 、Communication Ports、 ATA Sockt では、Noを選択してPCMCIA Card Selection でIBM TOKEN RINGを選択。enterを押すと Setup complete の画面でYesを選択すれば無事インストール完了。
LPC2-TのLANマネジャドライバのインストール
あらかじめカレントディレクトリをCドライブのルートに戻る(CD \)。
メルコサイトからDLしたLPC2-TのDOS用LANマネージャドライバLPC2LM.EXEをAドライブからCドライブにコピーする(copy a:LPC2LM.EXE c:)。
CドライブにコピーされたLPC2LM.EXEを実行させて展開させると、ディレクトリ MSLANMAN.DOS が作られて中にドライバがインストールされている。
LANマネジャのインストール(NetUEUI編)
あらかじめディスクトップのコントロールパネルのネットワークの識別情報のワークグループ名を確認しておく。
ここも、USモードのまま実行する。
LANマネージャのファイルが入ったFD一枚目を入れる。
Aドライブに移動する(A:)。setup.exe 実行する。
Microsoft LAN Mnager Setup 画面が出たらOKを2回選択する。
Install LAN Manager の画面がでたら C:\LANMAN.DOS をC:\MSLANMAN.DOS に変更してenter、LAN Manager Enhanced をenter、するとインストールが始まる。
Insert Disk の画面で、LANマネージャのファイルが入ったFD二枚目を入れてenter。
インストールが始まり Network Adaper Drivers の画面で MELCO LPC2-T(DOS/V) を選ぶ。
Network Protocols for でNetbeuiを選びスペースキーでマークしてからenter。
Workstation Configuration の確認画面でenter。
Workstation Settings で Computername (ここはノートPCの名前)とDomain(ここにワークグループ名を入れる)を入力して Messaging ServicesはNoを選択してenter。
Support for the Windows Environment は、Noを選択。Memory Managerment はYesを選択。
Configuraion Complete SAVEをenter。
Insert Disk の画面で、LANマネージャのファイルが入ったFD三枚目を入れてenter。
インストールが始まりSAVEの画面でenterを押して終了。
LANマネジャのインストール(TCP/IP編)
あらかじめディスクトップのコントロールパネルのネットワークの識別情報のワークグループ名を確認しておく。
ここも、USモードのまま実行する。
LANマネージャのファイルが入ったFD一枚目を入れる。
Aドライブに移動する(A:)。setup.exe 実行する。Microsoft LAN Mnager Setup 画面が出たらOKを2回選択する。
Install LAN Manager の画面がでたら C:\LANMAN.DOS をC:\MSLANMAN.DOS に変更してenter、LAN Manager Enhanced をenter、するとインストールが始まる。
Insert Disk の画面で、LANマネージャのファイルが入ったFD二枚目を入れてenter。
インストールが始まり Network Adaper Drivers の画面で MELCO LPC2-T(DOS/V) を選ぶ。
Network Protocols for でTCP/IPを選びスペースキーでマークしてからenter。TCP/IP SETTING で、IPアドレスに 192.168.1.* サブネットマスクに 255.255.255.0 を入力してenter。( * は、10以下2とか3で良いと思う。)
Workstation Configuration の確認画面でenter。
Workstation Settings で Computername (ここはノートPCの名前)とDomain(ここにワークグループ名を入れる)を入力して Messaging ServicesはNoを選択してenter。
Support for the Windows Environment は、Noを選択。
Memory Managerment はYesを選択。Configuraion Complete SAVEをenter。
Insert Disk の画面で、LANマネージャのファイルが入ったFD三枚目を入れてenter。
インストールが始まりSAVEの画面でenterを押して終了。
再起動させてLAN接続の確認
一度電源を落としてLANコネクタをLANカードに接続して、電源を入れなおして「起動方法が変更されました」のメッセージが出るまでF10キーを押している。
その後、いろいろエラーメッセージが出ているがこれは無視しているとLANマネジャが起動して Type your usenameと password を聞かれるが、共にenterを押す。
C:>\net view で Server Nameと Remarkが表示されれば、成功です。
LANマネジャでは 、C:>\net viewで認識されにくいようで有る。C:>\net view \\サーバ名とするとサーバ名を返してくる。
そこで、C:>\NET USE F: \\サーバ名\共有ファイル名 で、Fドライブが指定できて共有ファイル名が使えるようになる。
C:>\NET USE F: /DELETE で、FドライブがLANから解除される。
コマンドの使い方は何処かwebを参照してください。
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